現在、江戸川区の賃貸住宅で一人暮らしをされている60代の女性から、荻窪への住み替えについてご相談をいただきました。

現在の住まいは老朽化が進み、数年以内に退去となる可能性が高まっていました。契約更新をするかどうかの判断も約2カ月後に迫るなか、ご本人が希望されたのは「荻窪駅」「家賃8万円以内」「2K以上」という条件です。

今回は、限られた候補の中から見つかった最初の1件を内覧し、管理会社担当者との面談を経て契約へ進んだ住まい探しをご紹介します。

今回のご相談

年代:60代女性
世帯:単身
収入状況:就労収入
ご相談者:ご本人
ご相談のきっかけ:シニアライフパートナーのホームページを見て
住み替え理由:現在の住まいの老朽化
希望エリア:荻窪駅周辺
主な希望条件:家賃8万円以内・2K以上
結果:荻窪駅徒歩11分、予算内の2Kマンションへ住み替え

江戸川区から「荻窪」への住み替えを希望

ご相談者様は、江戸川区の賃貸住宅にお住まいでした。

現在の建物は老朽化が進んでおり、数年以内には退去となる可能性があると管理会社から言われておりました。すぐに退去しなければならない状況ではありませんでしたが、約2カ月後には現在の契約を更新するかどうか判断する必要があり、それまでに一度、新しい住まいを探してみたいというご相談でした。

今回、ご本人が希望されたエリアは荻窪です。

勤務先が東京メトロ丸ノ内線沿線にあり、始発駅である荻窪から座って通勤したいという明確な理由がありました。

一方で、現在より家賃相場の高いエリアへ移ることになるため、家賃は上げたくないという希望もありました。

「今と同コストで探すのは大変だが、古さは気にしないから探してほしい」

物件の築年数よりも、荻窪というエリアと家賃、そして広さを優先した住まい探しが始まりました。

荻窪・8万円以内・2K以上という条件

ご相談時、ご本人は63歳で会社員として働いており、70歳まで定年が延長されていました。

そのため、高齢者の賃貸探しの中では比較的相談できる物件はありましたが、今回難しかったのは、年齢だけではありません。

希望は「荻窪駅」「家賃8万円以内」「2K以上」。

人気のある荻窪エリアで、この3つの条件をすべて満たす物件は限られていました。

また、緊急連絡先をお願いできる親族がおらず、知人にお願いする予定だったことも確認しながら住まい探しを進めました。

エリアを広げたり、予算を上げたりすれば選択肢を増やすこともできます。しかし今回は、荻窪から通勤したいという理由が明確で、ご本人も予算内である程度の広さを確保することを大切にされていました。

そのため、最初から条件を大きく変えるのではなく、まずは希望条件に該当する物件が出てくるかを確認していきました。

数少ない候補の1件を内覧へ

物件を探していくなかで、希望条件に該当する物件が1件見つかりました。

一方、管理会社の担当者は、ご本人の年齢について少し心配されている様子でした。

そこで、物件の内覧時に管理会社の担当者にも立ち会っていただき、ご本人と直接会っていただきご判断いただくようお願いしました。

書類に記載された年齢や収入などの情報だけでは、その方の人柄や生活状況まですべて伝えることはできません。

今回のご本人は勤続年数も長く、実際にお会いいただければ人柄についても安心していただけるのではないかと考えました。

ご本人にとっても、賃貸物件の内覧時に管理会社の担当者と面談することは慣れないことです。

面談を前に心配されていましたが、ご本人からは精いっぱい自分のことを伝えたいというお話があり、内覧へ進みました。

管理会社担当者と直接話せたことが双方の安心につながった

内覧当日は、管理会社の担当者に、ご本人の人柄や現在のお仕事、今回の住み替え理由などを直接確認していただきました。

そして、この面談は管理会社側だけではなく、ご本人にとっても意味のある機会になりました。

実際に物件を管理する担当者と契約前に話すことができ、その対応にも好感を持たれたため、「オーナーの承諾が取れるのであれば、この物件に決めたい」というお気持ちになりました。

その後、保証会社の審査とオーナーの承諾を得ることができ、契約へ進むことになりました。

希望していた「振分け」から「続き間」へ

決まったのは、荻窪駅から徒歩11分、家賃も予算内に収まる築年数の経過した2Kマンションです。

当初は、それぞれの部屋へ独立して出入りできる振分けタイプを希望されていましたが、予算との兼ね合いから、最終的には部屋同士がつながる続き間の間取りを選びました。

間取りの使い方については一部希望を見直すことになりましたが、「荻窪」「予算内」「2K以上」という住まい探しの中心となる条件は残すことができました。

住まい探しを始めてから決まるまでの期間は約1カ月半。

候補となる物件自体が少ない条件でしたが、最初に内覧した物件で保証会社・オーナー双方の承諾を得て、住み替え先を決めることができました。

ご本人からは、

「最初の1件目で物件も気に入り、管理会社の方との相性も良かったのは本当に縁だったと思う」

という言葉をいただきました。

契約前に管理会社の担当者と直接話ができたことで、管理する側だけではなく、ご本人も安心して契約へ進むことができた住まい探しとなりました。

担当者より

今回特に印象に残ったのは、候補となる物件が少ない中で、管理会社の担当者にご本人と直接会っていただけたことです。

高齢者の住まい探しでは、物件自体は条件に合っていても、年齢などを確認した段階で管理会社やオーナーが入居について慎重になることがあります。

今回も管理会社が入居を断っていたわけではありませんが、年齢について心配されている様子がありました。

そこで、書類上の情報だけで判断してもらうのではなく、実際にご本人と会っていただく機会を設けました。

結果として、管理会社にはご本人の人柄や状況を知っていただき、ご本人にも管理会社の担当者がどのような方なのかを知っていただくことができました。

数少ない候補の中で、最初に内覧した物件で無事に審査・承諾まで進むことができた、私たちにとっても印象に残る事例です。

同じようなお悩みをお持ちの方へ

「住みたい駅を変えたくない」「家賃は上げたくない」「ある程度の広さも必要」といった希望が重なると、紹介できる賃貸物件が限られることがあります。

また、高齢者の住まい探しでは、物件の条件だけではなく、管理会社やオーナーが入居についてどのように考えるかも確認しながら進める必要があります。

今回のように、直接会ってもらうことがすべてのケースで有効とは限りません。しかし、入居について相談できる余地がある場合には、ご本人の状況をどのように伝えるかを考えることも住まい探しの一つの方法です。

シニアライフパートナーでは、ご希望のエリアや家賃だけでなく、年齢、収入状況、緊急連絡先なども確認しながら、一人ひとりの状況に合わせた住まい探しをお手伝いしています。