「高齢になってから賃貸住宅を探し始めたけれど、なかなか借りられる部屋が見つからない」
そんな経験をされる方は少なくありません。
では、なぜ高齢者の賃貸探しは難しくなりやすいのでしょうか。
結論からいうと、「年齢だけ」が理由とは限りません。収入や保証会社、緊急連絡先、健康状態、ペットの有無、希望する家賃やエリアなど、いくつかの条件が重なって入居先が限られることがあります。
高齢者の住まい探しでは、こうした事情を最初に知っておくことが大切です。
高齢者の賃貸探しが難しくなりやすい理由
賃貸住宅を借りる際には、家賃を無理なく支払えるか、保証会社を利用できるか、緊急時に連絡できる人がいるかなど、物件ごとにさまざまな条件があります。
高齢者の場合は、これらに加えて、万一の体調変化や入院、介護が必要になった場合などについて、貸主や管理会社が対応を考えることもあります。
特に一人暮らしの場合は、緊急時の連絡先をどうするかがポイントになることがあります。
実際に、緊急連絡先は、本人と連絡が取れなくなった場合などに管理会社や大家さんから連絡を受ける役割があり、賃貸契約を進めるうえで確認されることがあります。

「高齢者歓迎」でも、すぐに入居できるとは限らない
物件情報に「高齢者歓迎」と書かれていると、「これなら安心して申し込める」と思うかもしれません。
もちろん、高齢者の入居を積極的に受け入れている物件は、住まい探しの大きな選択肢になります。
ただし、「高齢者歓迎」と書かれていても、実際の契約では収入、保証会社、緊急連絡先、入居人数など、個別の条件を確認する必要があります。
そのため、年齢だけを見て物件を探すのではなく、「自分の条件で契約できるか」という視点で探すことが重要です。
実際の住まい探しでは、条件の整理が大切
シニアライフパートナーの実際のご相談でも、年齢だけではなく、家賃や初期費用、希望エリアなど、複数の条件が重なることで住まい探しが難しくなったケースがあります。
たとえば、65歳と67歳のご夫婦が杉並区内で賃貸住宅を探されたケースでは、家賃や初期費用を抑える必要があり、最終的に申し込んだ物件でも年齢面から一度審査を断られました。
その後、娘様に契約者となっていただく方法をオーナー様へ相談し、最終的に契約につながっています。
このように、最初の条件のままでは難しくても、条件を整理したり、契約方法を検討したりすることで、別の選択肢が見えてくる場合があります。

住まい探しを始める前に準備したいこと
高齢者の部屋探しでは、最初に希望条件を整理しておくと、物件を探しやすくなります。
まずは、
・毎月無理なく支払える家賃はいくらか
・希望するエリアはどこか
・駅からの距離はどこまで許容できるか
・絶対に譲れない条件は何か
・妥協できる条件は何か
・保証会社を利用できるか
・緊急連絡先をどうするか
・現在の収入や年金額を確認できるか
といった点を整理してみましょう。
「駅から徒歩5分」「築浅」「広い部屋」など、希望条件をすべて満たす物件に絞ってしまうと、選択肢が少なくなることがあります。
一方で、「ここだけは譲れない」という条件と、「できれば希望したい」という条件を分けておけば、探し方を柔軟に考えられます。
単身の方であれば、住まいそのものだけでなく、病院やスーパーへの行きやすさ、エレベーターの有無、緊急時の対応なども含めて考えることが大切です。

一人で探すのが難しいと感じたら
高齢者の賃貸探しは、一般的な部屋探しと比べて確認することが多く、「どの条件なら申し込めるのか分からない」と感じることもあるでしょう。
そのような場合は、最初から一人で抱え込まず、不動産会社や居住支援法人などに相談する方法もあります。
シニアライフパートナーでは、高齢者ご本人だけでなく、ご家族や支援者からの相談にも対応しています。物件探しだけでなく、保証人や緊急連絡先、契約、入居後の生活など、状況に応じて必要なことを一緒に整理しながら住まい探しを進めています。
まとめ
高齢者の賃貸探しが難しくなりやすいのは、年齢だけが理由ではありません。
収入、家賃、保証会社、緊急連絡先、健康状態、ペット、希望エリアなど、さまざまな条件が関係します。
だからこそ、住まい探しを始める前に「譲れない条件」と「相談できる条件」を整理しておくことが大切です。
「高齢だから部屋が見つからないのでは」と最初から諦めるのではなく、条件を整理し、必要に応じて専門家に相談しながら選択肢を探していきましょう。
高齢者の賃貸住宅探しでお困りの方、ご家族の住まい探しを考えている方は、シニアライフパートナーへお気軽にご相談ください。
