70代の女性から、現在お住まいの分譲マンションを売却し、杉並区内の賃貸住宅へ住み替えたいというご相談をいただきました。
一人暮らしになり、3LDKの住まいは広く、日々の掃除も負担になってきたため、これからの暮らしに合った広さへ住み替えたいというご希望でした。
ただし、希望されていたのは単にコンパクトな部屋ではありません。「3部屋感覚で使える2DK以上」という間取りと、現在のお住まいと比べても納得できる室内のきれいさが大切な条件でした。
売却まで約3か月。限られた期間の中で、希望する住まいと高齢者の賃貸審査、両方の条件を確認しながら進めた住まい探しをご紹介します。
今回のご相談
年代:70代女性
世帯:単身
収入状況:年金+貯蓄+自宅の売却益
ご相談者:ご本人
ご相談のきっかけ:杉並区住宅課からのご紹介
住み替え理由:3LDKの分譲マンションを売却し、一人暮らしに合った広さへ住み替えるため
転居期限:約3か月以内
希望エリア:杉並区内、できれば東側
主な希望条件:家賃13万円程度、2DK以上、3部屋感覚で使える間取り
結果:約1か月で希望する間取りの賃貸住宅へ
3LDKから、一人暮らしに合った住まいへ
現在のお住まいは3LDKの分譲マンションでしたが、一人で暮らすには広く、掃除をするのも大変になってきたことから、売却して賃貸住宅へ住み替えることを考えていらっしゃいました。
一方で、広さを小さくすればどこでもよいということではありませんでした。
ご本人が希望されていたのは、洋室など2つの居室とDKをそれぞれ使える「3部屋感覚」の間取りです。
さらに現在のお住まいがリノベーションされたきれいな室内だったこともあり、
「今がリノベーションされた綺麗な部屋だから、自分が納得できる綺麗な住まいが見つかるか心配」
という不安もお持ちでした。

希望する2DK以上は、選択肢が限られていた
今回の住まい探しで難しかったことの一つが、希望する間取りでした。
1LDKであれば募集されている物件もありますが、ご本人が希望するのは、3部屋感覚で利用できる2DK以上。さらに、築年数が比較的新しい物件やリノベーションされている2DK・2LDKとなると候補が少なくなり、家賃も高くなる傾向があります。
希望エリアは杉並区内、できれば東側。家賃は13万円程度という条件もありました。
実際に探し始めると、最終的に契約した物件以外には、ご本人が納得できる候補が見つからない状況でした。
高齢者の住まい探しでは、「入居について相談できる物件」と「実際に住みたいと思える物件」が必ずしも同じとは限りません。
今回は年齢面で入居について相談できることに加え、ご本人がこれから暮らす住まいとして納得できる間取りや室内の状態を備えていることも大切でした。
希望に合う物件が見つかっても、今度は入居審査の問題が
そのような中、ようやくご本人が納得できる物件が見つかりました。
しかし、実際に高齢者からの申込みであることが伝わると、管理会社・オーナー側で慎重な判断となり、このままでは契約まで進められるか分からない状況になりました。
せっかく希望に合う物件が見つかったため、ご本人も何とか契約まで進められないかと心配されていました。
そこで今回、住まい探しを前へ進めるポイントになったのが、ご家族の協力です。
都内には息子様がお二人お住まいで、ご家族にはあらかじめ連帯保証人になることについて了承をいただいていました。
シニアライフパートナーからは、保証会社の利用に加えて、同区内にお住まいの息子様に連帯保証人として協力いただく形で、審査を継続してもらえないか管理会社へ依頼しました。

管理会社からもオーナーへ説明していただき、最終的には「保証会社+連帯保証人」という形で契約へ進むことができました。
今回のように、高齢者の賃貸審査では、物件が見つかった段階で終わりではなく、申込み後に管理会社やオーナーとの調整が必要になることもあります。
希望していた「3部屋感覚」の間取りが見つかる
最終的に決まったお部屋は、洋室6畳が2部屋とDK7.5畳という間取りでした。
ご本人が最初から希望していた「3部屋感覚で利用できる間取り」を変えることなく、住まいを決めることができました。
また、建物にはエレベーターがあり、管理人がいることも、ご本人にとって安心できるポイントでした。
築年数は40年近く経過していましたが、内外装ともにしっかりとメンテナンスされていたため、担当者としてもおすすめしやすい物件でした。
住まい探しを始めてから契約までにかかった期間は約1か月。売却まで約3か月という期限にも間に合い、杉並区内で希望条件を大きく変えることなく、新しい住まいを決めることができました。

お部屋が決まったことでご本人はもちろん、お近くにお住まいの息子様にも喜んでいただけました。
入居に向けた準備では、住まい探しや契約だけでなく、ライフラインの開通手続きについても対応し、後日ご本人から、
「ライフラインの開通手続きまで色々と対応いただきありがとうございました。」
という言葉をいただきました。
担当者より
今回の住まい探しで印象に残ったのは、「高齢者が入居できる物件を探すこと」と「ご本人が納得できる住まいを探すこと」の両方が必要だった点です。
ご本人はこれまでリノベーションされた分譲マンションで暮らしており、住み替え後の室内にもきれいさを求めていらっしゃいました。また、単純に部屋数を減らすのではなく、これからの暮らし方を考えて「3部屋感覚で使える間取り」を大切にされていました。
高齢者だからという理由だけで、最初からこうした希望をすべて諦める必要はありません。
一方で、希望に合う物件が見つかっても、今回のように年齢面から申込み後の調整が必要になることがあります。
今回は息子様が連帯保証人になることについて協力的だったこともあり、保証会社と連帯保証人を組み合わせる形で管理会社に審査の継続をお願いし、契約へ進むことができました。
物件探しだけでなく、ご本人の状況やご家族の協力体制を確認しながら、契約までの方法を一つずつ整理することも、高齢者の住まい探しでは大切だと感じた事例でした。
同じようなお悩みをお持ちの方へ
持ち家を売却して賃貸住宅へ住み替える場合、「年齢的に借りられるのか」という問題だけでなく、「これまでの住まいと比べて納得できる部屋が見つかるのか」という不安を持たれる方もいらっしゃいます。
特に間取りやエリア、室内の状態など譲れない条件がある場合は、まず何を大切にしたいのかを整理したうえで物件を探すことが重要です。
また、ご家族が近くにお住まいの場合には、緊急連絡先や連帯保証人など、どこまで協力してもらえるのかを事前に確認しておくことが、契約を進めるうえで役立つ場合もあります。
シニアライフパートナーでは、高齢者ご本人やご家族の状況、希望する暮らしを確認しながら、物件探しから賃貸契約、入居前後の手続きまで一緒に進めています。
「持ち家を売却して賃貸へ住み替えたい」「年齢面が心配だけれど、住まいへの希望も大切にしたい」といった場合も、まずは現在の状況からご相談ください。
