「高齢になった親の住まいを杉並区で探したいけれど、何から確認すればいいのだろう」
「家賃とエリアを決めて物件を検索すれば、あとは本人に選んでもらえばいい?」
高齢の親の住まい探しを始めるご家族から、このようなご相談をいただくことがあります。
高齢者の賃貸住宅探しでは、家賃や間取りだけでなく、これからの暮らしに必要な条件、契約時の条件、家族がどこまで協力できるかを最初に整理しておくことが大切です。
杉並区には高円寺・荻窪をはじめさまざまなエリアがありますが、「杉並区で探す」と決めるだけでは十分ではありません。
今回は、高齢の親の住まい探しを家族が進めるときに、最初に確認しておきたいポイントをご紹介します。
まずは「なぜ住み替えるのか」を家族で確認する
最初に確認したいのは、物件の条件ではなく今回の住み替えで何を改善したいのかです。
たとえば、現在の住まいについて、
- 階段の上り下りが負担になってきた
- 通院や買い物がしにくい
- 建物の老朽化が気になる
- 一人で暮らすには広すぎる
- 家族の近くへ住み替えたい
など、住み替えを考える理由は人によって異なります。
ここが曖昧なまま部屋探しを始めると、「駅から近い」「築年数が新しい」といった分かりやすい条件ばかりを優先してしまうことがあります。
まずは親御様本人に、今の住まいで困っていることと、新しい住まいで大切にしたいことを聞いてみましょう。

杉並区の「どこに住みたいか」だけでなく生活範囲を考える
杉並区で高齢者の住まいを探す場合、駅名だけでエリアを決めないこともポイントです。
通院している病院、普段利用するスーパー、家族の自宅、バス停までの距離など、実際の生活を想像しながら考えてみましょう。
「荻窪駅から徒歩10分以内」と決めていても、バスを利用できれば検討できる範囲が広がる場合があります。一方で、足腰の状態によっては駅からの距離よりも、坂道や階段の少なさを優先したほうが暮らしやすいこともあります。
大切なのは、条件を単純に減らすことではありません。
「絶対に必要な条件」と「できれば希望したい条件」を分けることで、親御様の生活を守りながら選択肢を考えやすくなります。
単身で住まいを探す場合に確認したい項目については、単身高齢者の住まい探しで不安を減らすためのチェックリストでも整理しています。
家賃だけでなく契約に必要なことも早めに確認する
希望する物件が見つかってから、初めて契約条件を確認するのではなく、住まい探しを始める段階で準備しておきたいこともあります。
親御様の収入状況、年金などの収入を確認できる資料、保証会社の利用、緊急連絡先を誰にお願いできるかなどです。
高齢者の賃貸審査は、年齢だけで結果が決まるものではありません。収入と家賃のバランス、保証会社、緊急連絡先、物件ごとの条件など、複数の要素を確認しながら進めることになります。
特にご家族に確認しておきたいのが緊急連絡先です。
緊急連絡先の役割や、ご家族がなる場合に確認しておきたいことは、高齢者の賃貸契約における緊急連絡先の重要性で詳しくご紹介しています。

親御様のこれからの暮らしに合う設備を確認する
内見するときは、室内のきれいさだけでなく、実際に生活できるかという視点も大切です。
階段を使うことに不安があれば1階やエレベーター付きの物件を検討する、浴室やトイレまでの動線を確認する、建物入口から部屋までの段差を見るなど、親御様の状況に合わせて確認します。
現在は問題なくても、長く暮らすことを考えると何を優先したいのか。ご本人とご家族で話しておくと、内見時にも判断しやすくなります。
実際にシニアライフパートナーでは、車いすを利用するお父様と70・80代のご両親、娘様の3人で住み替えるご相談がありました。荻窪駅周辺を中心に、段差、エレベーター、間取り、エリアなどを確認しながら住まい探しを進めた事例です。
家族で条件をどのように整理したのかは、娘様と70・80代のご両親が一緒に進めた住まい探しのご相談事例で実際の経緯をご紹介しています。

家族だけで条件を整理するのが難しいときは
親の住まい探しでは、ご本人と家族で希望が異なることもあります。
家族としては「近くに住んでほしい」と考えていても、ご本人にとっては長年暮らしてきた地域を離れたくないかもしれません。
反対に、ご本人の希望をすべて条件にすると、賃貸住宅の候補がなかなか見つからないこともあります。
そのような場合は、「何を諦めるか」から考えるのではなく、これからの生活に必要な条件は何か、どの条件なら範囲を広げられるのかを一つずつ整理することが大切です。
シニアライフパートナーでは、高齢者ご本人だけでなく、ご家族からの住まい探しの相談にも対応しています。物件探しから契約、入居前後の支援まで行っている内容については、シニアライフパートナー公式サイトでもご案内しています。
まとめ
杉並区で高齢の親の住まいを探すときは、いきなり物件検索から始めるのではなく、
「なぜ住み替えるのか」
「これからの生活に何が必要か」
「どこまで条件を広げられるか」
「契約に必要な準備はできているか」
を家族で確認しておくことが大切です。
高齢者の部屋探しでは、家賃や立地だけでなく、建物の設備、保証会社、緊急連絡先、本人の生活状況なども関係します。
親御様の希望を大切にしながら、これからの暮らしを基準に一つずつ整理していきましょう。
「親の希望を聞いているけれど、どこまで条件を優先すればいいか分からない」
「杉並区で探しているけれど、高齢の親が相談できる物件がなかなか見つからない」
そのような段階でもご相談いただけます。
シニアライフパートナーでは、現在の暮らしやご希望を伺いながら、高齢者ご本人とご家族が一緒に納得できる住まい探しを進められるようお手伝いしています。
