所有している戸建ての売却が決まり、2か月以内に新しい住まいを探す必要があった60代のご夫婦からご相談をいただきました。

ご主人はフリーランスで整体のお仕事をされながら年金を受給し、奥様は専業主婦。これまで戸建てで暮らしていたため、次の住まいにもある程度の広さを希望されていました。

一方で、ご主人が最初に心配されていたのが賃貸の入居審査です。

「この年齢/フリーランスで部屋は借りれますかね?」

今回は、住まいへの希望と契約面での課題を一つずつ整理しながら進めた、ご夫婦の住まい探しをご紹介します。

今回のご相談

年代:60代
世帯:ご夫婦
ご相談者:ご本人
現在の収入状況:就労収入+年金
ご相談のきっかけ:インターネットでシニアライフパートナーのホームページを見て
住み替え理由:所有している戸建ての売却
転居期限:2か月以内
希望エリア:中央線の中野駅~吉祥寺駅周辺
主な希望条件:2K以上
結果:約3週間で比較的築年数の浅い2Kへ

「この年齢でフリーランスでも借りられますか?」

ご相談いただいた時点ですでに戸建ての売却が決まっており、2か月以内には次の住まいを決める必要がありました。

ご主人はフリーランスで整体のお仕事をされており、就労収入に加えて年金収入があります。

それでも、ご本人からは、

「この年齢でフリーランスで部屋は借りれますかね?」

という言葉がありました。

年齢や働き方の面で賃貸住宅を借りられるのかという心配に加えて、もう一つ気になっていたのが「予算内で希望する広さのお部屋が見つかるのか」という点です。

これまで広い戸建てで暮らしていたため、ご夫婦にとって「2K以上」は譲れない条件でした。

転居期限が決まっている中でも、単に入居できる部屋を探すのではなく、これから暮らしていく住まいとして納得できる物件を探していく必要がありました。

相談できる物件でも、住みたいと思えるとは限らない

まずシニアライフパートナーでは、中央線の中野駅から吉祥寺駅までを中心に、高齢者の入居について相談できる物件を可能な限り探しました。

ただ、候補となる物件が出てきても、そのまま順調に進んだわけではありません。

築年数がかなり経過している物件もあり、ご夫婦が特に気にされたのが水回りの古さでした。

高齢者の入居について相談できる物件であっても、ご本人が実際に「ここで暮らしたい」と思えるかどうかは別の問題です。

今回も、2K以上という広さを確保しながら、室内の状態にも納得できる物件を探すことが一つの課題になりました。

契約方法を考える中で、娘様への協力をお願い

住まい探しを進める中では、物件そのものだけでなく、契約面でも調整が必要になりました。

ご本人名義での審査については、年齢や収入面から厳しく、別の契約者を立てることを求められました。

そこで選択肢になったのが、近くにお住まいだった娘様に契約名義人になっていただく方法です。

ただ、ご本人は当初、娘様に契約者になってもらうことをためらわれていました。

当社からも、戸建ての売却が決まっており転居する必要があることを踏まえ、ご家族へ現在の事情をきちんと説明し、協力をお願いしてみることをご提案しました。

ご本人から娘様へ相談したところ、娘様は快く了承してくださいました。

今回の住まい探しでは、このご家族の協力が契約を進めるうえで大きなポイントになりました。

高齢者の賃貸審査では、年齢だけで結果が決まるわけではなく、収入状況や契約方法など複数の要素が関係します。今回のように契約方法を整理することが、住まい探しを前へ進めるきっかけになる場合もあります。

希望を大きく変えず、駅からの距離を少し広げる

その後も物件探しを続けました。

ご夫婦が大切にされていた「2K以上」という条件を大きく変更したわけではありません。

一方で、選択肢を広げるために、最寄り駅からの徒歩分数については少し範囲を広げていただきました。

そして見つかったのが、比較的築年数の浅い2Kのお部屋です。

希望されていたオールフローリングで、テラスにも広さがあり、実際に見てみるとイメージしていた以上にきれいだったことが決め手となりました。

娘様に契約名義人としてご協力いただき、住まい探しを始めてから約3週間で契約まで進むことができました。

「無理難題をつきつけて申し訳ございませんでした」

お部屋が決まった際、ご本人から、

「無理難題をつきつけて申し訳ございませんでした。」

という言葉をいただきました。

ただ、これまで戸建てで暮らしてきた方が、次の住まいにも広さや室内のきれいさを希望することは自然なことです。

高齢者の住まい探しだからといって、最初からすべての希望を諦める必要はありません。

大切なのは、「ここは譲れない」という条件と、「ここなら少し広げられる」という条件を整理することです。

今回は2K以上という希望を残しながら、駅からの徒歩分数を広げることで、選択肢を増やすことができました。

担当者より

今回、特に印象に残ったのは、ご家族の協力です。

年齢や雇用形態によって、ご本人名義での契約が難しい場合でも、ご家族の状況によっては契約方法を検討できるケースがあります。

ご本人は当初、娘様へ契約者になってもらうことをためらわれていましたが、娘様が快く協力してくださいました。

普段からお子様としっかりコミュニケーションを取られていたことが、今回の契約につながった大きな要素の一つだったと感じています。

また、単に「入居できる物件」を決めるのではなく、オールフローリングや室内のきれいさなど、ご夫婦が大切にされていた部分を残した住まいをご紹介できたことも印象に残っています。

同じようなお悩みをお持ちの方へ

「戸建てを売却して賃貸住宅へ住み替えたい」

「まだ働いているけれど、年齢や働き方が賃貸審査に影響しないか心配」

「高齢になっても、ある程度広くきれいな部屋を探したい」

こうした住まい探しでは、年齢や収入だけを見るのではなく、希望条件や契約方法、ご家族に協力をお願いできるかなどを一つずつ整理することが大切です。

すべての希望を最初から諦めるのではなく、何を大切にしたいのか、どこであれば少し条件を広げられるのかを整理することで、住まい探しの選択肢が変わることもあります。

シニアライフパートナーでは、高齢者ご本人はもちろん、ご家族からの住まい探しのご相談にも対応しています。物件探しから契約まで、それぞれの状況を確認しながら一緒に進めています。公式サイトでも、ご本人・ご家族双方を対象に住まい探しから契約まで支援することを案内しています。