現在のお住まいの老朽化による取り壊しが決まり、40代の娘様から、ご両親と3人で暮らす新しい住まいについてご相談をいただきました。

お父様は要介護2で車いすを利用されているため、今回の住まい探しで特に大切だったのが、建物や室内の段差ができるだけ少ないことでした。

さらに、3人で暮らせる広さ、将来的な猫の飼育も考えながら、3か月以内に新しい住まいを探す必要がありました。

今回は、途中で審査が難しい結果になったり、内覧前に募集が終了したりしながらも、ご家族と一緒に条件を整理し、住まいを探した事例をご紹介します。

今回のご相談

年代: 40代の娘様、70・80代のご両親
世帯: 娘様とご両親の3人暮らし
収入状況: 娘様の就労収入+ご両親の年金
ご相談者: 娘様
ご相談のきっかけ: インターネットでシニアライフパートナーのホームページを見て
住み替え理由: 現在の住まいの老朽化に伴う取り壊し
転居までの期間: ご相談から3か月以内
希望エリア: 荻窪駅周辺(バス便も検討)
主な希望条件: 予算18万円、2LDK以上、建物・室内の段差が極力少ないこと。できればペット可
結果: 荻窪駅バス便の、2LDK・ペット可・エレベーター付きマンションへ

「高齢の両親と一緒に入居できる物件が見つかるのか」

今回の住み替えは、ご家族が長く暮らしてきた住まいの老朽化による取り壊しがきっかけでした。

娘様がインターネットで高齢者の住まい探しについて調べる中でシニアライフパートナーのホームページを見つけ、ご相談をいただきました。

ご家族が特に心配されていたのは、お父様が要介護2で車いすを利用されていることです。

そのため、単に3人で入居できる賃貸住宅を探すだけではなく、建物の入口から室内まで、できるだけ段差の少ない環境であることが大切な条件でした。

住まい探しは娘様が中心となって進めていらっしゃいましたが、高齢のご両親と一緒に入居できる物件が本当に見つかるのかという不安もありました。

約20年ぶりとなる住み替えの中で、娘様からは、

「ここまで高齢者との同居可能な物件がないとは思わなかった。」

という言葉もありました。

希望する条件と「相談できる物件」の両方を探す難しさ

当初のご希望は、荻窪駅周辺で家賃18万円まで、2LDK以上。駅からバスを利用する物件も検討可能でした。

予算の範囲では候補となる物件はいくつかありましたが、今回は間取りや家賃だけでは決められません。

お父様の車いすでの生活を考えると、建物や室内の段差が少ないことは簡単に外せない条件です。

さらに、ご両親が70・80代であることに加え、将来的には猫との暮らしも検討されていたため、できればペット可の物件を希望されていました。

高齢者との同居について相談でき、3人で暮らせる広さがあり、車いすでの生活環境も確認できる。そのうえでペット可まで含めて探していくと、選択肢は限られていきます。

だからこそ今回は、最初からすべての条件を外すのではなく、ご家族にとって何が必要な条件なのかを確認しながら探していくことが重要になりました。

ペット可をどこまで優先するか。条件を整理しながら物件探し

まずシニアライフパートナーでは、ご家族が検討できるエリアを確認し、予算内で高齢のご両親との3人入居について相談できる物件を探しました。

当初は「できればペット可」というご希望だったため、ペット不可の物件も含めて候補を探しています。

住まい探しを進める中では、ペット可を必須条件にするのかどうかも一つの検討事項になりました。

また、希望していたエリアだけでは選択肢が限られるため、途中から探すエリアも広げていきました。

物件が見つかっても、必ずそのまま契約まで進めるわけではありません。

今回も一度は審査が難しい結果となり、候補にしていた物件が内覧前に募集終了となったことも数回ありました。

そのたびに再び物件を探し、条件を確認するという流れを繰り返しました。

一方で、娘様が契約者としてご両親と同居されることは、今回の賃貸審査を進めるうえで一つの要素となりました。

最終的に申し込んだ物件は、過去に高齢者の受け入れ実績もあったため、比較的スムーズに審査が進みました。

それでも保証会社とオーナーの審査があります。

結果が出るまでは、ご家族も祈るような思いで待っていらっしゃいました。

シニアライフパートナーでも、審査をできるだけ円滑に進められるよう、必要書類の提出や意思確認について娘様にご協力をお願いしながら、一つずつ対応を進めました。

最後に見つかったのは、希望していた「ペット可」の物件

住まい探しを始めてから約3か月。

最終的に見つかったのは、荻窪駅からバスを利用するエリアにある、2LDK・ペット可・エレベーター付きのマンションでした。

エントランスにはスロープもあり、今回ご家族が大切にされていた車いすでの生活についても検討できる物件でした。

室内はご家族が当初イメージされていたより若干狭かったものの、それ以外は基本的な希望条件が揃っていました。

途中では「ペット可を必須にするか」という検討もありましたが、結果としてペット可の物件と出会うことができました。

審査が難しい結果になったことや、内覧する前に募集が終わってしまったこともあり、決して最初から順調だった住まい探しではありません。

その分、最終的に契約まで進むことができたときには、ご家族にも本当に喜んでいただけました。

娘様からいただいた、

「最後まで色々とお付き合いいただきありがとうございました。」

という言葉も、担当者として印象に残っています。

担当者より

高齢者の住まい探しでは、ご希望の条件だけで物件を検索するのではなく、実際に高齢の方の入居について相談できるかを一件ずつ確認していく必要があります。

そのため、一般的な賃貸の部屋探しと比べて、最初から検討できる物件が限られることがあります。

今回も、お父様の車いすでの生活、3人で暮らせる広さ、エリア、そしてペット可という複数の希望がありました。

一方で、娘様が契約者として同居されることや、最終的に見つかった物件に高齢者の受け入れ実績があったこともあり、最後の審査については比較的スムーズに進めることができました。

今回は結果として基本的な希望条件をほぼ残したまま住まいを決めることができましたが、これは高齢者の住まい探しの中では、決して毎回同じように進むケースではありません。

だからこそ、最初から希望をすべて諦めるのでもなく、反対にすべてを必須条件にするのでもなく、「何を大切にしたいのか」「どこなら広げられるのか」をご本人やご家族と一緒に整理することが大切だと改めて感じた住まい探しでした。

同じようなお悩みをお持ちの方へ

高齢のご両親との住み替えでは、年齢だけでなく、室内の段差やエレベーターの有無、必要な間取り、賃貸審査など、実際の暮らしを考えながら確認することが増えてきます。

また、転居期限が決まっている場合は、候補物件の募集終了なども考え、できるだけ早めに住まい探しを始めることも大切です。

シニアライフパートナーでは、高齢者ご本人だけでなく、今回のように高齢の親御様との住み替えを考えているご家族からのご相談にも対応しています。

現在の状況や希望条件を伺いながら、どのような住まい探しができるのか一緒に整理していきます。