「せっかく希望に合う部屋を見つけたのに、審査で断られてしまった」
高齢になってからの住まい探しでこのような結果になると、「年齢が理由なのだろうか」「次の物件に申し込んでも同じなのでは」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、一度賃貸審査が通らなかったからといって、次の物件も同じ結果になるとは限りません。
大切なのは、すぐに次の物件へ申し込む前に、今回の住まい探しで見直せるところがないかを整理することです。
高齢者の賃貸審査では、年齢だけではなく、家賃と収入のバランス、保証会社、緊急連絡先、契約方法、物件ごとの条件など複数の要素が関係します。何が原因だったかを決めつけず、次の部屋探しに向けて一つずつ確認していきましょう。
まず「なぜダメだったのか」を決めつけない
審査で断られると、「やっぱり高齢だから」と考えてしまいがちです。
ただ、実際の賃貸審査では複数の確認が行われるため、年齢だけが理由とは限りません。また、審査結果について詳しい理由が伝えられないこともあります。
そのため、分からない理由を推測し続けるよりも、
・家賃設定は無理がなかったか
・保証会社の利用条件はどうだったか
・緊急連絡先は用意できていたか
・物件側の入居条件と合っていたか
・家族の協力を得られる部分はないか
など、次の申込みで変更できる部分を整理する方が現実的です。
高齢者の賃貸審査で確認されやすいポイント全体については、高齢者の賃貸審査が通らない理由とは?年齢だけが原因ではありませんで詳しく整理しています。

次の物件を探す前に、家賃をもう一度確認する
最初に見直したいのが家賃です。
希望する家賃が払える金額であることと、審査時にどのように見られるかは必ずしも同じではありません。
特に年金を中心に生活している場合は、毎月の家賃だけでなく、現在の収入や今後の生活費も含めて無理のない金額を考えておくことが大切です。
「あと5,000円下げれば候補が増えるのか」「駅から少し離れれば家賃を抑えられるのか」など、条件を少し動かすことで選択肢が変わる場合もあります。
すべてを妥協する必要はありません。
絶対に必要な条件と、変更できる条件を分けることがポイントです。
緊急連絡先や家族との連絡体制も見直す
次に確認したいのが、緊急時の連絡体制です。
高齢者の賃貸住宅では、申込みの際に緊急連絡先について確認されることがあります。
前回の申込みでは十分に整理できていなかったのであれば、
「親族にお願いできないか」
「遠方でも連絡が取れる家族はいないか」
「支援者との関わりを伝えられないか」
などを改めて確認してみましょう。
緊急連絡先と連帯保証人は同じものではありません。役割を知ってから準備したい方は、緊急連絡先の重要性も参考にしてください。

同じ条件の物件だけを探し続けない
審査が一度難しい結果になったあとも、同じ家賃、同じエリア、同じ設備条件で探し続けていると、候補となる物件がなかなか変わらないことがあります。
そこで、
「駅徒歩10分以内を15分以内にする」
「築年数を広げる」
「1階限定ではなく、エレベーター付きを含める」
「隣駅までエリアを広げる」
といった変更が可能か検討します。
もちろん、通院先や家族との距離など、生活上どうしても変えられない条件もあります。
条件を全部外すのではなく、生活に必要な条件を残しながら、どこを広げられるかを考えることが大切です。
契約方法を見直すことで進められるケースもある
実際の住まい探しでは、物件だけではなく契約方法を見直すことがあります。
シニアライフパートナーの住まい探しのご相談事例①では、60代のご夫婦が賃貸住宅を探していた際、一度は審査が難しい結果となりました。その後、ご家族の協力を得て契約方法を改めて相談し、最終的に入居につながっています。
これは、誰でも同じ方法を使えば審査が通るという意味ではありません。
ただ、一度の審査結果だけで住まい探しを終わらせず、「他に相談できる方法はないか」を確認する余地があることが分かります。

焦って次へ申し込むより、一度整理する
退去期限が迫っている場合などは、どうしても焦って次の物件を探したくなります。
それでも、申込みを繰り返す前に、
家賃・希望エリア・設備・保証会社・緊急連絡先・家族の協力
を一度整理しておくことをおすすめします。
高齢者の住まい探しでは、「良い物件をたくさん探す」だけでなく、本人の状況を伝えたうえで入居について相談できる物件を探すことも大切です。
シニアライフパートナーでは、高齢者本人だけでなく、ご家族や支援者からの相談にも対応しています。住まい探しから契約、入居前後の支援については、シニアライフパートナー公式サイトでも紹介しています。
まとめ
賃貸審査で一度断られると、「もう借りられる物件はないのでは」と不安になるかもしれません。
しかし、次の物件探しで大切なのは、同じ条件のまま急いで申込みを繰り返すことではありません。
家賃、希望条件、緊急連絡先、保証会社、家族の協力、契約方法など、見直せるところを一つずつ整理してから次へ進むことが大切です。
一度の結果を住まい探し全体の結果と考えず、「次に変えられることは何か」という視点で考えてみましょう。
「一度審査に落ちてしまい、次にどう探せばよいか分からない」
「条件をどこまで変えればよいのか迷っている」
「何が審査に影響したのか分からず不安」
そんな場合は、次の物件に申し込む前に一度状況を整理してみる方法もあります。
シニアライフパートナーでは、これまでの住まい探しの経緯や希望条件を伺いながら、どこを見直せるか、どのような物件なら相談できそうかを一緒に考えています。
